第11話
カテゴリ: 蒼穹のファフナー
 冒頭に一騎がマークエルフを見上げるシーンがありますが、それは前日に総士が「俺たち」より「大切」だと言い切った「ファフナー」で島を出るという、一騎の複雑な心境が短いながらも上手く表現されている場面なので結構好きです。

 しかし一騎はどういうつもりでエルフに乗って行ったのでしょう? 外の世界を見たかっただけなら、普通に考えれば脱島時の障害や脱島による島の防衛力への影響が甚大なファフナーで行く、という手段は選ばないと思いますが。

 もちろん、ファフナーをあの人への手土産にするつもりだったゆきっぺが上手に誘導したのでしょう(実際ブルクのセーフティーは無効化)が、外へ行く=エルフで行くという極論に直結したのは、機体と一体化しすぎたゆえの短絡思考なのか、先生には疑いをもたない純真な生徒ゆえか。
 だからこその、エルフ見上げシーンではありますけどね……。


 この回はその他にも、史彦と溝口のシーンが印象的でした。

 溝口に「小娘に寝首をかかれてやるなんて~」と言われた時、さりげなく史彦は紅音の遺した、整った形の器を手にしています。
 それは史彦が紅音の作品に触れる事で、間接的に、二人の息子であり脱島した一騎に思いを馳せているんだよ、という描写だと受け取っておりますので、ほんの数秒の場面ですがとても情感豊かな演出だと思っております。

 いや、あれは史彦が奇跡的に作る事ができた成功作品だよ、とか。
 
 たんに紅音さんの事だけ考えて、また心の中で謝ったりしてるんだよ、と言う解釈も十分考えられますけど。


 どちらにせよ、ファフナーは近年稀に見る芸の細かい(?)アニメだという事だけは確かだと思います。


 (最近見た演出では、マオがチェーンソーで切った看板に書かれていた英文くらいですか…でもあれはむしろベタな部類)


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2007.03.14 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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