黒い季節
カテゴリ: 蒼穹のファフナー
 値上げされた住民税のもとを取るべく、図書館の利用を再開したので、冲方さんのデビュー作「黒い季節」を借りました。

 えーと。分類は伝奇アクション物でいいのでしょうか? 若気と稚気が行間から立ち上ってくるようでした。(笑)ご本人が読み返されても、たぶんそう感じるのではないかと思います。
 
 デビュー作には作家の核というか、生涯のテーマというか、最も関心を持っている事柄などが如実に反映されるものですが、「黒い季節」もたぶんに漏れず、その通りだったと思います。

 特に「父」と「ガン」がこんなにストレート(表現ではなく、題材として)に来るとは思わなかったので、どうしようかとうろたえてしまいました。

 ガンの痛みに耐えた父。同化の痛みに耐えた総士。

 そういう面で見ても、確かに総士は父性を仮託された人物に見えますが、あれは総士を通して冲方さんが父の痛みをなぞっているわけで、総士は冲方さん自身でもあるわけです。
 一方の一騎はというと、父を支えた母でありつつ、父を助けたかった冲方さん自身でもあるわけです。
 一騎×総士は究極、冲方×冲方なわけで、つまるところファフナーのみならず創作物は、作家の自慰と言われる所以なのだと思います。

 あれ?話が逸れてる…。

 と、とにかく。総士はもともと一騎を同化したいと願うほどフェストゥム因子が強い、つまり「母性」というか「太母」側の影響が強い人物なので、本編前半程度に父権的な態度を取らせることで、彼の父性と母性のバランスが取られていたのではないかと思います。 

 ちなみに「黒い季節」中での一総関係雛型は、誠と戊だと思いました。(笑) 


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2007.07.08 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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