T-PROJECT vol.5 「自分の耳」
カテゴリ: 舞台
 またまた更新ですがファフナーじゃないです。(笑)

 いや、ファフナー繋がりはあるんですが。


 ファフナーで真壁史彦を演じる田中正彦さんがプロデュースし、皆城総士を演じる喜安浩平さんが出演中の舞台「自分の耳」を観劇して参りました。


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 なかなかに素敵なデザインのチラシです。


 前知識無く見に行ったのですが、今回も面白かったですv

 まあ私などは喜安さんの出演または脚本演出の舞台しか見ていないのですが、ハズレなど一度たりともありませんけど。(笑)

 帰宅してからちょっと検索したら、この「自分の耳」の原作者ピーター・シェーファーさんは映画「アマデウス」の脚本家だったそうです。

 それを知ってなるほど……と思う所がありました。

 ちょっと息詰まるくらいに感じた、1時間45分に込められた3人の人間が織りなす濃密な時間と感情。

 モーツァルトに対するサリエリの愛憎に溢れた心情描写と、似ていなくもなかった気がします。


 時代は1960年代のロンドンの一角。
 小道具や設定がその頃に合わされている(なかには明らかに違うものも)だけで、描かれた2人の男と1人の女の、日常の中のほんのひと時――2時間は、この現代の、さらには日本で生活する私たちの日常の中で起きる感情の不協和音と、なんの変わりもありませんでした。

 ただの現代劇と言うのでもなく、描かれ演じられた登場人物たちの感情が、今も昔も変わらない普遍的なものだからこそ通じるものがあったのかな~と思います。

 もちろん時代性の差は多少あったかも、ですが。
 たとえば劇中に出てくる組合の話なんて、組合が無い会社の人は実感湧かないかもしれませんし。
 なんであそこまで嫌悪するのか……とか。私は派遣なので組合に関しては傍観者ですけど。

 喜安さん演じるボブという青年は、ほとんど本名でなく愛称のチャイクで通されるので、最初は混乱しました。(苦笑)  
 部屋に招待した女性――ドリンには、最後まで名前呼ばれなかったんじゃ?

 音楽好きで、夢見る繊細な貿易会社のしがない社員。
 
 見ていて、女性を理想化しすぎる男性が苦手な私には苦痛(笑)でしたが、基本的に好青年なので拒み切れない気持ちになるのは、ドリンも同じだったんじゃないでしょうか。

 ただ、女性からすると「重い」男(笑)だとは思います。体重じゃないですよ!

 だからと言って、テッド――ボブの「親友」と自分で言いますが、まあ友人ではあります――にしたところで、楽しそうだけど深入りすると碌なことになりそうにない。 
 
 ドリンが部屋に来る前に、テッドは女性との関係で「言質を与えない」ことを信条としている、と言いきってましたからね。


 もう一度会いたいと思った理想的な女性ドリンを迎えるために、女性慣れしたテッドにアドバイスと介在を求めたボブ。

 登場人物はみんな特に悪いことをしたわけでもないのに、3人で一緒に過ごすうち、最終的には気持ちが空回りしたり傷つけ合ったりして、別れていきます。 

 3人は和やかに過ごすかと思われたけど、掛け違った感情が少しずつ積もっていき、やがて誰もが痛みを感じざるをえない結末へと向かう。

 「こういうことってあるよね」「こういう人っているよね」といろんな場面で頷く、日常劇と言っていい一幕でしたが、なるべく面倒な人間関係を避けている私には、辛くて切なくて、そしてちょっとだけ希望が見えるようなラストでした。
 
 ボブ青年を可愛く演じる喜安さんを見られるので、「自分の耳」とてもお奨めですvv

 いや、ホントに可愛いですよ~。歩き方なんてチマチマしてて。(笑)
 近年稀に見るほど(苦笑)豊かな表情で演じてますし。
 声のトーンは意識的に高くしてるようで、総士っぽいと思ったけどそれより一歩に近いかも?

 喜安さんファンにはぜひ見て欲しいです♪

 アフタートークでは司会に田中正彦さんを迎え、「自分の耳」の裏話的なお話が。

 喜安さんが出演を決めたのは、「蒼穹のファフナーというアニメのイベント(by正彦さん)」で一緒になった時に、良い役があるから出ない?と言われて「ふわっと(by喜安さん)」決まったという。(笑)

 あとで喜安さんに「総士生誕祭の時だったんですね」と言ったら、それより前に秋葉原のパセラで舞台の役者さんが2階にいてゲストに正彦さんが来た時、と詳細に説明されました。

 あ、あれ? それって総士生誕祭じゃなかったっけ?
 いや~もう忘れちゃってますよ私……確かあの年は銀座以外のイベント全部行ったのに~。

 トークショーの司会に来てくれた田中正彦さんですが、昨夜の打ち上げのアルコールが残ってるのかたんに眠いのか、ちょいちょいボーっとして俯き加減になって、喜安さんに「司会して!」とツッコまれてて面白かったです♪

 特に、トークの最初の方で喜安さんの活躍について語った時、「桐島、部活やめたってという映画の脚本……」と言って誉めようとしたら、喜安さんに「そこまで言ったならちゃんとタイトル言ってくださいよ。桐島、部活やめるってよ、っていう<やめる>っていう部分が大事なのに」とかなんとか、激しくツッコまれてて場内笑いの渦でした。
 
 喜安さん的には「自分の耳」について、共演のお2人が劇団昴でT-PROJECTのスタッフでもあるので、今回は完全アウェイ感があるそうです。

 それと外国物の翻訳劇だけど、原作と翻訳者の意図が入ったワンクッションがあるところが難しい、というようなことを仰ってました。 
 
 あとは「日本人こんなに長くしゃべらないだろう」と。(笑)
 自分の脚本だと「あ。とか、え。とかが多いと指摘されてる」らしく、会話を交互に20回?くらいして積み重ねて表現するものが、今回はとにかく1回が長いと。

 長セリフという点で、今後の作劇に影響が与えられたかも?とのことです。
 要注目、ですね。

   
 さて、終演後にはお花チェック。
 今回もスタチャから来てました。

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 正彦さんと連名なのは貴重ですね。

 外に出たら正彦さんと他の出演者しかいなくて、諦めて帰ろうかと思ったら劇場からすーっと喜安さんが出て来ました。(笑)

 あ、と思って声を掛けようとしたら喜安さんが先に気づいて、向こうから「ああ、どうも」とお声を掛けて近づいてきてくれたので駆け寄り。(笑)

 どうやら少しは心を許してくれたのでしょうか。
 それとも単に、アウェイの中でいつもの見知った顔を見つけて心を緩めてくれたのか。(苦笑) 

 どちらにせよ嬉しかったです♪

 喜安さんとお話させてもらう時は、いつもそういう距離感を計りながらの、ちょっとした駆け引きなんですよ。
 なかなか打ち解けないタイプの方だと分かるし、ご自分でも仰ってましたので。
 私などはただのファンだし、年に数回数分しか会わないパンピーですからね……。


 とまあ、そんな心理的攻防と戦いつつ(笑)とりとめもなく感想をお伝えしたところで、今回は放映中の「はじめの一歩Rising」についてお訊ねしてみました。

 私「戦後編に入っちゃったんですけど、Risingってこれで終わりなんですか?」

 喜安さん「そうです。回想が明けて最後は4人で。鷹村役の小山さんなんて、イーグル戦終わってそのまま上がっちゃいました(笑)」

 (ほげええマジですか)

 私「じゃあ収録はもう終わったんですか? アニメは週間でしたけど収録も一週間ごとに?」

 喜安さん「終わってます。収録は一週間ごとですよ。宮野くんたち若い人が出てる間の2週間を置いて最後に」
  
 (あれ? 戦後編って4回だから4週置いたんじゃないんだ?)

 私「いまだに沢村戦が好きで消せないんですよ。一歩の声は高いけどそれで叫ぶのは喉苦しくないですか?」

 喜安さん「それが大丈夫なんです。ここ(額を指して)からすーっと出すと」 
 
 (そうなんだ~。じゃあ総士の声で叫んでも大丈夫ですね!)


 そして喜安さんの次の出演は6月の太宰治作品モチーフ「おい、キミ失格!」ですが、その前までに太宰治作品を全部読もうとしてるとお伝えしたら、そこまでしなくていいと思います、と苦笑いされてしまいました。(笑)

 だって~。「Do!太宰」で劇団員のみなさんが全部読んだって聞いたから~。

 その他にもあんなこんなお話をして10分くらい立ち話にお付き合い頂き、次の公演までの休憩時間を削ってしまって申し訳なかったですが、久々にお話できてとても嬉しかったです。

 今回も舞台を見て、色々と感じて考えて、明日からの日々の糧と気力(笑)を得られた気がします。

 田中正彦さんとT-PROJECTの方々、そして喜安さんに感謝を込めて。
 素晴らしい舞台をありがとうございました! 



 追記

 私の勘違いで16日は1ステージだったので、喜安さんの貴重な休憩時間を削いではいなかったようで安心しました。(笑)

 それと戦後編の最初と最後に喜安さんが出演されてるので、間違いなく「2週間置いて」が正しいと、後になってから気づきました。

 ホントに喜安さんって記憶力良いですよね……。

 私がボケボケなんでしょうけど。(^^;)


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2014.03.17 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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