蒼穹のファフナーEXODUS 第10話「希望の地へ」
カテゴリ: 蒼穹のファフナー
 2話の「希望の名は」と対をなすようなタイトルですね。

 というか、本当のEXODUSとやらは10話からが始まりだったのでは?

 EXODUSのタイトルで島の人々がどこかへ逃げる、という想像はしていたものの、まさか新たなミールの元で生活していたシュリーナガルの難民たちの脱出、だなんて予想できた人はさすがに誰もいなかったことでしょう。(苦笑)

 とはいえ、残り16話あるので、竜宮島からも脱出する可能性が完全に無くなったわけではありませんね。
 Lボートの再建造が脱出フラグではないことを祈ろう。(史彦の真似)


 【総士】

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 あの総士がついに戦闘で雄叫びを!!!

 いや~、もう最高でしたね!

 しかも「消え去れえええ!」「滅ぼせえ!」ってどこの悪役ですか。(笑)

 今回唐突に「実体化を妨げる因子」とやらが出てきましたが、むしろやっと出たかという感じですね。
 フェストゥムは「無」から実体化しなければ世界に干渉できませんので。
 とはいえ、そんな因子を持ってるのは自分以外の存在を否定するニヒトだけでしょうけど。

 あ、でもその攻撃を食らって学習したロードランナーが別のアザゼル型に食われちゃいましたから、少なくともあの個体にはもう効かないんでしょうね。(汗)

 ロードランナーが逃げた先に偶然別のアザゼル型が居合わせたとは思えないので、彼らはやはり思考や情報共有はしてないものの、相手の存在と居場所を感知できるんでしょうね。
 フェストゥムが島の外に出た総士を、ミョルニアが一騎と助けにきた真矢を感知したように。

 潰しあってくれたほうが人類に好都合と思ってましたが、ザインとニヒトとの交戦を経験した上で同化吸収されるとは想定外。(苦笑)
 このままではスーパーアザゼル型が誕生してしまいそうです。

 ロードランナーさえも撃退しかできなかったので、ザルヴァートル2機でも残るアザゼル型との戦いは困難を極めることになりそうです。

 でもニヒトはともかく、ザインには最後の禁じ手がありますからね。
 「存在そのものが別ものになる」という……。 

 以前までの一騎には到底無理だったけど、今の総士との「絶対的な信頼」があれば、たぶん一騎は存在そのものが別ものになっても、再び「自分」という存在に戻れるんじゃないかと思いますが……。

 
 【真矢】

 2話の総士との会話が回収されましたね。
 
 「君が一騎の代わりに戦う必要はないんだ」
 「うん、分かってる。ありがとう」
 ↓
 「一騎くんの代わりになれるなんて思ったり。そんな力……無いのにね」

 てことは、あの時の総士の忠告を本気でスルーしてたのか真矢……。
 直接言われたのに……言われてたのに……。
 「分かっちゃいないさ」の総士の微苦笑が今となってはカワイソス。

 ま、まあ要は一騎の代わりは誰にもできない、ということで。

 それにこう言ってはなんですけど、真矢が「一騎の代わりに戦う」と言うことはつまり、ずっと戦いが居場所だったと分かっていながら「一騎の居場所」を取り上げる、という行動であったわけですよね。
 
 真矢とカノンが楽園で一騎の居場所談義をしていた時に、一騎が石棺を背にやがて一緒に戦場に立つことになる総士の隣にいたのは、我々腐女子へのサービス(笑)などではなく作品的にそのシーンが「是」であったと示してるんですかそうですか……。

 ――でも本当にそれで良いんですか?

 ――おそらく良いんでしょうね。(自己解決)

 ファフナーという作品の中では。前にも書きましたけど戦いはコミュニケーションの一つの手段なので。
 でもただ「戦いばかり」になるのはたぶんダメで、「希望のために戦う」のは許容されるんだと思います。 

 その「希望」のために、これからみんな傷つき憎しみや痛みを背負うことになるんでしょうけど……。

 しかしこの場面、とても良いドラマしてるんですけど、後輩二人の表情が可笑しくて。(笑)
 
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 真矢「なんで……一騎くんを止めなかったの」

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 広登・暉「え?」

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 総士「いつも僕だけ彼女に泣かれる。お前だけ感謝される。不公平だとは思わないか」
 一騎「なんの話だよ?」

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 広登・暉「(マジかよ……一騎先輩)」(心の声予想 笑)

 なんというか、あの三人が後輩の前でこんなふうに本心を曝け出す会話が出来たことが嬉しいですね。
 見聞きした広登と暉はびっくりしたでしょうけど。(苦笑)


 【広登と暉】

 その広登と暉は、壊滅したシュリーナガルをレポート。
 瓦礫の街、溢れる怪我人、ずらりと安置された遺体袋。四年前の日本で起きた光景を彷彿とさせます。
 
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 広登の言い分は確かに視野が広く物事を見通してますが、暉の言うことも決して間違っているわけではありませんね。守れる範囲はおのずと限界があるはずです。

 ただし、島の平和だけがすべてだった時間はもう過ぎてしまいました。彼らはすでに外の世界と関わることで得られるかもしれない、長く続く本当の平和を目指すことを選択したのです。

 竜宮島の派遣部隊は、見ず知らずの人々のためにどこまで命を懸けて守れるのでしょうか。


 【一騎と真矢】

 今度は6話の会話の回収。

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 「こんなに遠くに来たけど、一騎くんが願っていたもの、見つけられなくて、ごめんね」
 「見つかるよきっと」 

 こう言っちゃなんですけど、あなたたちが別れて再会するまでまだたったの3日しか経ってませんから!(←ツッコミどころはそこじゃない)
 
 「美羽ちゃんには、俺たちには見えないものが見える。俺は、美羽ちゃんを信じたい」

 イグジストでも「信じ合えば」という歌詞が、ドラマCD「GONE/ARRIVE」でもラストに一騎真矢剣司カノンが、

 「きっと希望は続いていく。ただ信じている。絶対に失われないものがあることを。どんな時でも必ずそれを見つけられると信じている。たとえ繰り返し見失ったとしても、必ずまたもう一度見つけられると信じている。」
 「信じ続けている。それが、いま、ここにいるということだ」と語って終わります。

 信じることはファフナーにおいて、「ここにいる」ことの一つの答えなんですよね。

 普通に考えれば四歳児を信じすぎ(笑)なんじゃないかとも思いますが、たとえ自分には見えない未来でも、そこへ導いてくれる人を信じ、そのために戦うのはファフナーの兄弟作「ヒロイック・エイジ」でも描かれていました。

 どんな絶望的な状況に陥っても希望があると信じることをやめない、EXODUSではその困難を来週からきっちり描いてくれるものと思われます。

 ただ、EXODUSは美羽や織姫と言う「作中是」がありながら、「困窮の思惑」(イグジスト歌詞)やここ数話で浮上している「裏切り者」といった、従来のファフナーより強調された不安要素が盛り込まれているので、その点で非常に安心できない部分があります。

 おまけに毎回必ずデスポエムで〆ますからねえ……。

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 「ここの人たちを守るよ。島と同じように。それで、本当に平和になれるか分からないけど。そうしたいと、思うから」

 英雄には試練がつきもの。
 ここ数話の「守る」連発は、たぶん「守りきれない」というフラグなんでしょうね。

 一騎がいかにザインで奇跡を起こそうと、やはり一人の人間なので、できることには限界があるはず。

 そう言えば、先週の分かりやすい光の救世主演出は、ジョナサンの目を眩ませるに十分な役割を果たしていました。
 オープニングでペルセウス中隊のうち一人だけ反対側を向き、赤い空を背負っている彼の演出の意味が分かるのも、そろそろかもしれません。

 「無理かどうか、試すことは出来る……命を使って。そうでしょう? マカベ」

 ジョナサンの「命の使い道」はザルヴァートルモデルの試乗会。(苦笑) 

 さて、彼はザインとニヒト、どちらに乗るのか。それとも第3のザルヴァートルモデルが出てくるのか。
 可能性としては、

 マークザイン=一騎由来のMAKABE因子を保持しており、同化キャンセルできる気合いを備える。
 マークニヒト=実の父親の開発した機体で、内部には父親を愛した女性の残留思念がいる。
  
 ザインは一騎しか乗れない機体ですが、まかり間違ってMAKABE因子を一騎と判断して動く可能性が微粒子レベルで存在するかもしれません。でもジョナサン自身が一騎に敬意を抱いてるので勝手に乗ったりはしないはず?

 ニヒトはジョナサンが求めている「仲間を救って敵を倒す」ことのうち、仲間を助けられないのでおそらく眼中にはないはずですが、ザインに乗れずにいるところを残留思念に誘われて何も知らずに乗ってしまったり?
 
 第3ザルヴァートルモデルの可能性は、今のところサントラVol.2の「最終兵器」くらいしか根拠がありませんが、あの最終兵器もトリプルプランの方に関係するかもしれませんし……うーん、どうでしょうね。

 まあでも、意外と1クール中にはザインもニヒトも試さず終わるかもしれません!(いい加減)


 【希望の朝】

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 「信じましょう。いつかこの街が、必ず元に戻ると」

 エメリーのこのセリフは、いまだ復興途上にある被災地を想起させますね。

 これだけエメリーは「希望」として描かれてるのに、まだ私の中でどうしても疑いが残るのは、2話の「家族は同化され、彼女だけが残った」という謎のせいです。

 良い方に解釈すれば、ミールの欠片は本当にエメリーの家族全員の命と引き換えに敵を去らせ、憎しみを消した。ただし自分が人間と共生するために必要だったのでエメリーだけは残した、ということになるんですが……。

 実際、アショーカとなったミールは人間と共生して自分を守ってもらう代わりに、人間を他のフェストゥムの脅威から守るというギブアンドテイクをしていました。 

 再生弓子が銃を取り落して拾えなかったのも、「守る」専門のミール由来の存在となったことで「攻撃ができない」→「銃を持てない」のかなとも思いました。
 
 そして弓子を通して美羽にお願いさせたミールは、自分とその共生民であるシュリーナガルの人々を、竜宮島の派遣部隊に守らせようとしてますね。

 それがぜんぶ共生のための善意なら良いんですが、いまだに真意が見えないので、エメリーはともかくミールにはやっぱりまだ疑いが残ります。(笑)

 でも、搬送容器に入れられる時のミール結晶は、HAEのボレアリオスミールのような傷もなく綺麗なものでしたね……ううーん。 


 【萌えポイント】

 前回マークザインが街並み上空を飛行しても家々が壊れなかったので物足りなかった(酷……)のですが、焼け野原の上空を切り裂く、再生ルガーランスのプラズマビームでやってくれましたね。

 ロボットアニメのお約束、ビーム通過&余波をファフナーで見られるとは。(笑)

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 何にも無い荒野でほんとに良かった……。

 もう1つは、ロードランナーとの戦闘中。

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 「力を防御に使え! 機体が無事でも、僕らがもたない!」 

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 「うっ!?」

 総士の指示を聞いちゃいない一騎でした。(笑)
 いったん吹っ飛ばされて動きが止まるまで、ひたすら猪突猛進。素晴らしいバーサーカーっぷりです。

 そういえば、「左目に傷」があるということで総士をオーディンとみなす説(正確にはオーディンの目の傷はどっちだか不明)もありましたが、バーサーカーすなわちベルセルクとは、
 
 「軍神オーディンの神通力をうけた戦士で、危急の際には自分自身が熊や狼といった野獣になりきって忘我状態となり、鬼神の如く戦うが、その後虚脱状態になるという」(@Wiki)

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 だそうなので、その意味でも「バーサーカー」との呼称は、野獣と化した一騎(笑)にぴったりだと思います。

 なにしろ冲方さん「ベルセルク」お好きですしね!  
   
 まだ書きたいことはあるけど、いつも通り時間が無いのでこの辺で。


 
  
 当記事内の画像は全て、
 ©MBS・FAFNER EXODUS PROJECT・XEBEC及び©King Record.Co.,Ltdに帰属します。
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2015.03.15 / コメント: 2 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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