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T-PROJECT vol.7「堅壘奪取」「愛をこめてあなたを憎む」
カテゴリ: 舞台
 今日はファフナーで真壁史彦役を演じる田中正彦さんが代表をつとめる、T-PROJECTの第7回公演「堅壘奪取」&「愛をこめてあなたを憎む」の二本立てを観劇して参りました。

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 前回は喜安さんの客演のみでしたが、今回はようやく念願の田中正彦さんの演技を見られるということで大変楽しみにしていたのですが、予想通り、いやそれ以上に素晴らしい演技を見せて頂きました。
 
 和服姿を初めて拝見してとてもお似合いでびっくりしましたが、ツイッターの呟きを見るに本当に正彦さんの初和服姿でのお芝居だったそうで、その意味でも貴重な作品かと思われます。

 昨年のちょうど今頃に胃がんの手術を受けられたとのことでしたので、体力的にもいちだん落ちておられるのではと心配でしたが、それはまったくの杞憂でした。

 声の張りも力強く、立ち居振る舞いもキレがあり、表情も生き生きとして役を演じておられます。

 「堅壘奪取」と「愛をこめてあなたを憎む」はそれぞれ男同士と女同士、喜劇と悲劇、逆説と愛憎など、様々な点で対照的な作品でした。


 「堅壘奪取」は何と言っても宗教家にして評論家という大家と、彼のもとを訪れその人格と思考をぐらぐらに揺さぶる来訪者の青年との、軽快にして摩訶不思議な会話劇の妙に尽きます。

 多くの人はたぶん、こういう人の話を聞かずに自分の世界と規範を作りあげ、それがあたかも宇宙の理であるかのような自信満々に語る奇矯な人間に、人生で一度は出会ったことがあるんじゃないでしょうか。

 こちらが常識的なことを言ってるはずなのに、非常識な答えを正面から突き返されるうちに、そのうちもしかしたら自分が非常識なことを言ってるのかもしれないと錯覚する瞬間は確かにあると思います。

 最後にはもはや人格の崩壊か転落か、はたまた新境地に至ったのか。
 西日の時間から夜まで続いた奇矯な彼と評論家の話し合いは終わり、最後は妻の心配をよそに同じ視点で同じレベルの会話を交わしながら二人は舞台から去っていきます。

 まあ結局のところそうなったのは、評論家の河口が来訪者の森泉を突き放しきれない、根が優しい人だったからなのかなと思います。(苦笑)

 最初は奥の上座の椅子に座っていた評論家が、最後には手前の青年が座っていた下座の椅子に座るという演出は、今思えばもしかして「逆説」を視覚的に見せていたのかもしれませんね。

 それと窓の外の光の移り変わりと蝉の鳴き声の変化で、時間経過を見せる手法も分かりやすくて良かったです。上演時間は50分しかないのに、体感では長い時間見ていた気がしました。

 森泉役の内田岳志さんは、挙動不審な青年(笑)らしく忙しなく動いたり小狡い顔で相手を翻弄したり、誇大妄想のような持論をさも正論であるかのごとく堂々と語る妙な傲慢さまで、コミカルでバラエティに富んだ表情のある演技を巧みにこなしておられました。

 終演後に少し感想をお話させて頂いたら、当たり前ですがごく普通の方でホッとしたりして。(笑)

 
 転じて「愛をこめてあなたを憎む」は、どシリアスな女の泥沼劇。(汗)

 一人の男を愛する二人の女。
 妻の座にいる女と愛人に甘んじていた女、二人の立場が揺らいだ時、悲劇は起きてしまったわけですが……。

 結局クレアが本当にノイローゼだったのかは判然としませんでしたが、それでも彼女が最後にジューリアに拳銃を渡したのは、彼女が本当に自分の友達であるのかどうか、確かめたかったんじゃないかなと思いました。

 ジューリアは結局、クレアの挑発に乗り虚言を真に受けて彼女を撃ってしまいましたけど。

 じつは夫を殺してなかったクレア。ジューリアに銃口を向けられた時に電話して確かめてみろ、と言ってましたし、ジューリアが本当に自分を友達だと思ってるなら、先に電話をして確かめるだろうと賭けていたのかもしれませんね。

 まあ、もしジューリアが本当に先に電話をしたら、その間に彼女を撃ってたという可能性も無きにしもあらずですが。
 でもクレアは自分が死にたがってましたからねえ……。
 自分を殺させてジューリアを破滅させるのが最後の復讐とも思えますけど……ううーん。

 タイトルにあるように二人は憎み合ってたけれど、そんな中でも互いに「愛をこめて」いたような気がします。
 気のせいだったらすみません。(笑)

 殺されてなかった夫の「もしもーし」と言ういっそ呑気としか聞こえない電話口の声と、電話が切れた後の「ツーツーツー」という無機質な音が闇の中に響き渡りつつ終演、という演出は「何も知らない男」と「お先真っ暗な女」という意味でじつに効果的でした。

 クレア役の渋谷はるかさんとジューリア役の安藤瞳さん、どちらも迫真の演技で見応えたっぷりです。   
 
 正直、先に喜劇で後が悲劇という構成はどうかと思いましたが、時間が経ってみればやはりこの順番で正解でしたね。
 こんなに重たい悲劇のあとに喜劇で笑うのは、ちょっと難しいかもしれません。(^^;)


 ファフナーの真壁司令や進撃のピクシス司令とは異なる、田中正彦さん演じる大人の演劇世界に、ご興味のある方はぜひ一度足をお運びになってはいかがでしょうか。
 面白いですよ!
 


 ファフナーのことについては、追記の方で。

 


 痛みイベントでの真壁司令コスプレについて、会場は盛り上がりましたよとお伝えできました。

 正彦さんにも「喜んでもらえたならなによりです」と笑って頂けました。

 あと、痛みイベでの各キャストへの無茶ぶりは、決して正彦さんが考えたのではなく、あくまで台本に書いてあったのをそのまま読んだだけだそうです。

 それとあの「真壁史彦役、田中正彦です」も何度かリテイクしたとのことでした。(笑)

 スタチャのスタジオで撮ったそうですが、くるっと振り向いたら「あれ、セリフなんだったっけ?」とド忘れされたり。(^^;)

 今後もラジオやイベントがあればぜひ出て下さいとお願いしたら、「呼んでもらえれば」と仰っていたので、スタチャのオファーしだいで出演して頂けるようです。頼みますよ中西P!
 
 EXODUSの2クール目についてはひと言だけ、さらっと「○○○○は○○から始まるんです」と教えられてちょっと、いや結構なショックを受けてしまいました。(笑)
 
 ちょうど約2年半見てきた(間に休止を挟んでましたけど)ジョジョの最終回を見終えた直後に、今度はファフナーで終わりに関わることを告げられたことで、ダメージが予想以上に大きくなってしまったようです。


 ファフナーの終わりを覚悟したつもりでも、どれほど平気だと思い込んだとしても、結局、我慢できないくらい怖くて、ひどく悲しいのだ。

 その時の私は、まさに小説版一騎(Preface of HAE)の心理と同じだったのかもしれません。(苦笑)

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2015.06.20 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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