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蒼穹のファフナーEXODUS 第23話「理由なき力」
カテゴリ: 蒼穹のファフナー
 今週の作画は可愛い系担当の実原さんかあ……と思って見ていたら、「ちょっと違うぞ?」と思うようなシーンがいくつか見受けられ、エンディング・テロップで原画を確認すると、1期で作画監督を務めた高見さんが参加されていました。

 高見さんの絵柄を見ていると1期を思い出しますね。

 そして、山岡さんに続き11年前と同じXEBEC本体のスタッフが参加してきたことで、EXODUSの終わりがさらに近づいているんだな……と実感させられました。
 

 【暉】

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 「広登に会って、お前は正しいって言いたい。世界には平和を失った人間がたくさんいて、いろんな温かさを失って、死んでいく。そんなのはたくさんだって、あいつと一緒に世界に伝えたい」

 暉はもうこれ以上ないほど、完璧な答えに辿り着きましたね。

 彼が旅を通じて得た成長と決意、このセリフが全てを物語っています。
 
 しかし、彼がともに平和を世界に伝えたいと願う広登はもういないわけで……。

 EXO23-9_R.jpg

 ここまでいくつもの苦難を乗り越えてきた暉ですから、最後の試練にもきっと打ち克ってくれると思います。

 
 【真矢】

 EXO23-36_R.jpg

 「あなたは平和を捨てた人。あたしの父も、あたしもそう。生きるために、誰かを助けるために、それ以外の人たち全部を犠牲にできる人」

 私が知るのが怖くなった真矢の、これが本当の心。
 人を撃っても微笑むことができた理由。
 さらなる罪を重ねて辿り着いた、彼女の真実でした。

 いやー、カノンに続いてまさか真矢の心情をここまで明かすとは。
 さすが日和るということを知らない鮒スタッフです!(笑)

 あとは一騎と総士の心の底を見せてもらえれば、もう思い残すことはないんですが……あと3話……難しそうですねえ。(>_<)

 真矢が認めた自身のエゴ――自分の大事な人たち以外は全て犠牲にできる――というものは、人間なら強弱大小の差はあれど、誰でも持ち合わせている感情の1つだと思います。

 ただ、それを自分の本心だと認めることが出来る人はなかなかいないし、まして自分も含めた他人を全部犠牲に出来るという、ある意味の強さを持てる人もそう多くはいないでしょうね。

 犠牲の中に自分自身が入っているからと言って、その行為が許されるかというのもまた別問題ですけど。

 しかし、真矢とへスターは互いに自分自身の鏡像と言えますが、ミツヒロは「勝てるなら何も残らなくていい」という、究極の虚無の人だったので、真矢の言う「誰かを助けるために」などという感情があったとは思えませんが……。

 強いて言うなら、ミツヒロにとっての「誰か」とは他ならぬミツヒロ自身だった、ということになるんでしょうか。

 
 潜水艦にジーベンごとレージングカッターで取りつき、フェンリルを起動して対話に持ち込む。
 
 真矢に1期6話翔子と1期2期17話カノンを重ねると同時に、空と海のシチュエーションや対話を望んだのがフェンリルを起動した側など様々に反転オマージュ演出をしたのは、3人が同じ手段を使いながらも違う結果に終わる、という意図があったのかと思われます。

 それにしても、一騎を好きになる女子はなぜこうも愛が重いのか。(笑)
 そして、全員ある種の自己完結型という……。

 結局、彼女たちにとって一騎への恋は、成就することがゴールではなく、彼を愛することで自分自身に与えられたテーマと向き合う、それこそが彼女たちと言うキャラクターの本質であり、生きる意味と理由を知るための方法であったように思えます。

 彼女たちの恋が叶わない理由は、たぶんここら辺にあるのかもしれません。

 一騎は、彼女たちに自分だけの人生をより善くどう生きるか、それを選ばせるための存在だった。

 そう考えれば、彼女たちの悲恋も少しは報われ……はしないですけど。(苦笑)

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 「勝手なことして、ごめんなさい……」

 このセリフは、最初に聞いた時にはずいぶん唐突に聞こえました。
 真矢が対総士で勝手なのはいつものことですしね。(笑) 

 次に「勝手」というセリフで思い出したのが、小説版プロットでした。

 そこでは総士が、翔子を「尊敬するほどの身勝手さで、わき目も振らずに命を使い尽くした、この世で最も重苦しい亡霊」と表現していたのです。(冲方式ストーリー創作塾P118)

 翔子の戦いをなぞった真矢の戦闘、それを踏まえた上で考えるとこのセリフは、本当なら、生き残れていたなら、翔子が総士に言いたかった言葉なんだろうな……と感じました。

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 「泣かれるのはいつも僕か……」

 これでもう、総士が一騎に「遠見と僕に謝れ」と言うこともなくなるんでしょうね。

 
 【鉄の女】

 「大のために小を犠牲にする」という選択肢は、人間の歴史上また社会や国家において往々にして見られる、いわば人類という集団にあって、その存続のためには許容されうる必要悪であり暗黙の了解でもあったかと思われます。

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 しかしへスターは逆に、「小のために大を犠牲にする」ことを画策していたとは驚きました。

 フェストゥム因子に汚染されない特異体質者5万人のみを生き残るべき「人類」とカテゴライズし、彼らの存在を守るために「赤い靴作戦」なる第4の計画を立案していました。

 赤い靴――切り落とした足が20億人の人類で本体が5万人か、それとも切り落として永遠に踊り続ける足が5万人で神の恩寵を得て死ぬのが20億人か。

 どちらにせよ、とてつもない痛みと犠牲を伴う作戦であることに変わりはないのでしょう。

 しかしへスターはなぜ、遺伝子汚染されない5万人こそが地球を継承すべき人類であるという信念に辿り着いたんでしょうかね?

 彼女の価値観では、フェストゥム因子に汚染された人間はもう人類ではない、ということなのでしょうが……。
 おそらくは、へスター自身も汚染された人間の一人に入っていると思われるのにも関わらず。

 他人も自分さえも犠牲にして、たった5万人の大事な存在を守る……やはり本質的に真矢とへスターは同類ですね。 

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 ただ、真矢はへスターとの脅迫と言う名の「対話」を通して、彼女と異なる道を選択するものと思われますが。

 先週の一騎に続き、今週は真矢のジーベンと総士のニヒトが、それぞれ右腕を失う場面が描かれました。

 「戦うことしかできない」と冲方さんが語った竜宮島の人々のうち、物語の主役三人がこぞって戦うための「右腕」を生身とファフナーで喪失したことは、いずれ彼らの最後の戦いが終わった後、それぞれが別の立ち位置を見出し定めて、戦う以外の方法に辿り着くことを暗示しているのかな、とふと思いました。

 それにしても、14話のビリーとウォルターの会話をこういう形で伏線回収して来るとは……。

 鮮やか過ぎて3本くらい取られました!(^o^)\ペシペシペシ

 ただ、作中では今のところ瀬戸内海ミールの毒素による遺伝子汚染を受けたのは、当時日本にいた生物だけという設定なんですよね。

 いつから、どのように、恐らくは北極ミール系統のフェストゥム因子が、日本人以外の人間や動物を世界中で汚染することになったのか、その経緯について設定なり年表なりで説明して頂きたいところです。

 それと、5万人の特異体質者が40年前のフェストゥム襲来時から人類に一定の割合で存在していたのか、それとも40年に渡る因子汚染を経て耐性を獲得した新人類として現れたのか。

 へスターのいた場所が「ダーウィン」という、「種の起源」を著し進化論を提唱したダーウィンから名付けられたオーストラリアの都市であるので、おそらく後者かと推測されますが。

 まあでも、ダーウィンの提唱した「進化」とは当時から「変化」とイコールの意味であり、ファフナーで使用されている進歩と言う意味合いを含めて使う「進化」と厳密には異なるんですけどね。(^^;)

 
 【ミツヒロとコア】

 へスターの命令で人格を消され、ベイグラントの「存在と無の地平線」に行ったはずのミツヒロの人格は、どうやら身体に戻っているようですね。

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 ゴルディアス結晶に記録された情報は、やはりダウンロードできるたぐいのものなんでしょうか?

 そうなると、死んだはずの人も身体を再構成さえできれば戻ってこられることに……。
 うーん、でもそれでは生と死の循環の崩壊になりますし、記録を落としたところでそれは本当に本人とは言えないでしょうし……。

 まあ、ミツヒロの人格が身体に戻されたのは、憎しみを受け止めるための「器」として彼の心が必要だったからなんでしょうけど。


 「理由の無い憎しみが最も強い力」という割に、プロメテウスは先週のエンディングで憎しみの理由をこれでもかとのたまってくれました。(笑)

 しかも「理由が無ければ許す可能性も無い」と言うセリフで、逆に彼とミツヒロの憎しみを解く糸口も与えられた気がしますが、気のせいかもしれません。(^^;)

 ミツヒロには理性が残ってる(最後のシーンで消された?)し、プロメテウスも感情に流されず理性的に憎しみを利用しているので、やはり「マークレゾン」は彼らの「理性」と「理由」のない憎しみのダブルミーニングという印象を受けます。

 しかしプロメテウスとの和解が難しいと思われるのは、彼の「憎しみ」よりもむしろ「支配」への志向と欲求のためかもしれません。

 パペットを意のままに操り、世界を変えてすべてを支配しようとする彼の意志は、もっとも憎んでいるはずのへスターと全く同じやり方でした。

 1期のイドゥンと同様に、憎しみのままに全人類を滅ぼそうとしてくれたほうが、まだ分かりやすくシンプルでしたね。

 竜宮島回覧板EXODUS1号で新国連プレトリアが「支配と戦いをもたらす場所」と書かれていたので、ファフナー作中における「支配」というものを当時少々考えてみましたが、その時はまだ考察するだけの材料が乏しかったため、さほどの考察は出来ませんでした。
 
 >新国連の本拠地であれば「戦いをもたらす場所」は当然ですが、ここで「支配」という単語が出てきたのは意外でした。

 >南アフリカで「支配」となれば、白人支配によるアパルトヘイトがすぐに想起されますが、まあそんな現実とリンクしていないとしても、「支配」ということは誰かや何かの「自由」を制限したり奪っているということですよね。

 >「自由」であることは今まであまりファフナーの主題には上がっていなかったので、作品内で「支配」というものが肯定されるのか否定されるのか定かではありませんが、「戦い」とセットで書かれているあたり、やはり好意的には見えませんね……。
 
 当時はこの程度でしたが、今はへスターとプロメテウスの「支配」に加えて、物語の途中で明らかになった総士と彗の変性意識における「支配欲」なるものも存在しています。

 「支配」と「支配欲」は別個かと思いますが、少なくとも1期総士の「支配」とは、未公開モノローグによれば「支配することでしか守れないなら、そうするだろう」というものでした。

 そしてへスターの「支配」も、真矢のセリフから「誰かを助けるため」と表現されています。

 少なくとも「支配」に関しては、いずれも誰かを守り助けるための手段であると思われます。

 であれば、プロメテウスの「支配」の性質も同じものであるかというと……。

 現時点では、まるで子供が強大な力を獲得して世界征服に乗り出したようにしか見受けられませんね。(笑)

 そもそも、今のプロメテウスにはたぶん、守りたいものも助けたいものも無いのではないかと思われますが……。

 
 【アイと愛】

 先週、プロメテウスの方向に飛んで行った謎の光は、まさかアイの魂だったとでも言うのでしょうか。(・・)

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 「愛する人を与えてあげる。もうすぐ出来るからね」というセリフから見ても、この結晶の中にいるのはアイ本人ではなさそうです。
 
 しかし、いつの間に両想いになってたんですかねこの二人は。(^^;)

 いや21話で良い雰囲気だったのは知ってますが、外人さんなんて恋人でなくても距離感無い時は無いので、あれくらいならまだ仲間同士の密接コミュニケーションの範囲かなと思ってたんですが、まさか「愛する人」とまで言われるとは……。

 しかしプロメテウスは、アイをミツヒロに与えるのも世界を支配するための手段の1つだと考えてるんでしょうけど、どうも自分で支配の綻びの目を作ってるようにしか見えません。(笑)


 【今週の残念賞】
 
EXO23-10_R.jpg

 バーンズがあいかわらず小物根性丸出しで、嬉しいやら悲しいやら……。

 この「ニヤリ」を見た瞬間、アカン\(^o^)/オワタと思ったのは私だけではないはず。(笑)
 
 このまま退場は無いと思いますが、どうなることやらです。

 アルゴス小隊は残念賞というより、とうとうやられたか賞です。(なんだそれは)
 特にダスティンを殺したことは、真矢が自分で自分の一部を殺したようなものでしたからね……。

 真矢に対するキースの憎悪は、むしろミツヒロより激しそうです。

 彼女の場合は「理由のある憎しみ」なので、プロメテウスの求める憎しみと異なりますが、何かに利用するには都合がよさそうです。
 利用されなくても、復讐鬼として虎視眈々と真矢を狙いそうで怖いんですが。(>_<)

 
 11月末の日曜日、総士役の喜安さんの劇団のイベントに伺った時、私は8月から毎週アフレコ(予想)日に収録の成功を願いつつ拝んでいたので、「もうお祈りしなくていいんですか?」とお訊ねしたら、「はい。収録は全部、もう全部終わりました!」と、じつに快活に教えて下さいました。(苦笑)

 たぶんWEBラジオイベントの楽屋で石井さんや白石さんが見ていたという台本が、最終回のものだったのでしょうね。

 「収録は終わってもまだ制作は続いているし、アフレコの打ち上げもやってないので実感はまだないですね。(中略)だから僕も毎週のオンエアを楽しみにしてるんです。ぜひ楽しみにして下さい」とも仰っていました。

 ファンよりひと足先に、キャスト方のEXODUSは終了してしまいましたが、アニメは完パケして放送されてこそ終わりです。

 喜安さんも最終回のオンエアを見届けたら、ようやく終わったと実感できるのかもしれませんね。
  
 

 当記事内の画像は全て、
 ©MBS・FAFNER EXODUS PROJECT・XEBEC及び©King Record.Co.,Ltdに帰属します。

 
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2015.12.08 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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